土俵の起源

植芝盛平翁先生が残された言霊は日本の古神道にあると伺っています。
△、○、□、は、植芝盛平翁先生は宇宙の原点の仕組みであると申されています。そして合氣の基本として残されています。
日本の国技の相撲の土俵も△、○、□であります。
力士二人、行司一人取り組む前△になる、打止めの後砂を土俵の真ん中に△に積みあげて終わります。
植芝翁先生の教えは自己の精神を鍛えるのであって勝敗を競う稽古でないと何時も申されていました。
合氣道は相手を導く氣を練磨することであります。相手を導いているのに逆らったり、頑張るから倒れるのであって倒そうと思えば、力のない人は反対に倒されると思います。              合氣道は和と愛を翁先生が説かれ武は愛なりと申されています。

翁先生の教えを頭で探求するのでなく身体で体得する稽古が肝要であります。
日本の国技も、スポ−ツ化してル−ルを決めて勝敗を競う攻撃の技になり昔の武道の柔よく剛を制すの精神技の面影が無くなった様に思います。
相手に勝事を考えると隙を狙ったり、瞞したりする事を考えるから氣に曇りができるから、素直な技でなく力比べになると思います。 
植芝翁先生は日本の武道は勝敗を競うのでなく魄を土台として魂の技を研究して自己を磨くのが日本の武道であると講義されました。
合氣道は相手に勝つ事でなく自分が倒れない自然体の稽古をしているから倒しに来ても素直に受け止めてから相手を導く事が出来ます。
又柔らかく導いているのに、相手が逆らって、 頑張ると、簡単に相手が倒れる、合氣道は自然の理法を取り入れているから、妙技ができて楽しい武道です。
植芝翁先生の教えの言葉に正勝、吾勝、勝速日と申されています。
相撲の土俵も△、○、□の形ですが、植芝翁先生の言霊(ことたま)をあらわしているのか形だけなのか、私は土俵の起源に興味が有ります。


21世紀の合気道への思い

1981年頃から、県外や海外から、植芝翁先生が合気道の基礎とされた言霊の道文を研究したい当道場への来訪者が120名になります。その中には毎月研究に来る方、毎週来る方色々です。
2000年には、和歌山支部傘下道場が県外に7箇所できました。翁先生が24年間言霊を説きながら技で示された技法を幻にせず、継承したいと念願しています。

植芝盛平翁先生が遺された、言霊の技法の道文を研究し、翁先生の武産と言っている言葉を理解して、合気道の理念と技を更新してゆかないと、合気道も、今世紀で終わってしまうかもしれません。
合気道は、日本文化の宇宙の法則を基礎とした武道で有ることを認識して、翁先生の念願であった
世界平和に貢献できる、愛の理念と技を継承して行きたいと思っております。
そして、此れからも一人でも多く開祖の技法を継承する方を育ていきたいと思っておりますから後援願います。

               

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